2012年3月19日月曜日

個性

僕もたまに使う、○○系という言葉。

作り手のことを思うとできるだけ使いたくないなー

と思いながらもたまに使う言葉。

自分のお店もできるだけ○○系で処理されるお店には

なりたくないなーと思っている。

同じ服でも着こなしによって表現の仕方が変わる。

そいう洋服はたいがい、いたってシンプルなものだ。
























この服もそういう洋服の一つだ。

























タック入りのテーパードのかかったチノパンに合わせてみる。

インナーにはシンプルにVネックのT-SHを入れる。

























インナーに入れる色によってだいぶイメージは変わるだろうが

上の写真のチノパンにこのトップスだと、

多くの人が「ワーク系」という言葉を使う気がする。

ストールを巻くだけで印象は少し変わってくる。

























さらにパンツの色を変えたら、その瞬間「ワーク系」ではなくなる。




















チノと同型のサックスブルー。

だいぶ印象が柔らかくなるはずだ。

これにぺたっとしたスニーカーを履いたら

多くの人が「ナチュラル系?」というかもしれない。
























さらにこんなワンピースの上に羽織ったらどうだろう。

























もはや○○系で表現するのがバカバカしく思えてくる。

こういう洋服こそが個性を表現できる服だと思っている。

自分のお店ではできるだけこういう洋服を並べたい。

そしてお客様の個性を引き出したい。

そう願っている。

<麻のストライプのコート>
Travail Manuel(トラヴァイユマニュアル) ¥18,000(税抜き)

<パンツ>
orslow(オアスロウ) 各素材¥14,800(税抜き)

<インナーに着た長袖T-SH>
pyjama clothing(ピジャマクロージング) ¥6,000(税抜き)

展開カラー:black、white、navy、royal blue、yellow、orange、Dk moca
























<インナーに着たワンピース>
Honnete(オーネット) ¥23,000(税抜き)

カラー展開:navy、khaki、生成り




















シンプルな洋服こそ、個性を引き出せると信じている。