2016年10月27日木曜日

タウンダウン

どんなに頑張ってスタイリングを考えても、

着てしまうと一つの同じ印象しか残さない。

暖かいけど、どうしてもそこが残念なところ。

それがダウンジャケットに対するイメージだ。

しかし、あるダウンジャケットに出会ってから、

その印象に変化が現れた。





















ゴーシュ

リバースダウンコート ¥62,000(税抜)

ブラック















ダウンだけど、表地がリネン100%。

昨年のフードブルゾンは、コットンリネンだった。

今年は丈の長いコートだけのセレクトにした。





















そして、今年からリバーシブルの仕様に。

雪国のバイヤーさんからの要望に応えたそうだ。

確かに弱撥水ながら、高密度なシレナイロンが

表地にできることは、いつもチラチラ雪が降っている

地方の方にとってはありがたい。





















胸元には四角いシャツのようなポケットが。





















ネイビー















少しグレーッシュなナス紺のようなネイビーで品がいい。















シンプルなノーカラーは、リバーシブルを可能にし、

巻物も楽しめる。

そして何より、印象がとてもすっきりとする。





















洋服だけを写真に撮ってみると、

やはり、ダウンはダウンなのか。

とも思えるが、やはり着てみると違う。





















ブラウン















なんとも品のある、赤みの強いグレーッシュなブラウン。

ゴーシュらしい、とてもおしゃれな色。





















ゴーシュの使うダウンは、グースダウン90%。

フェザーが10%。

ちなみに、ダウン100%というのはなく、

90%が最も良いとされている。

水鳥のダウンは最高級で、一羽から12~13g程度しか

採取できない、とても貴重なもの。

さらに、今回使用している水鳥のダウンは、

世界でも最も基準が高いといわれる、

日本羽毛協会の認定したダウン。

その高い反発力は、片腕を通しただけで感じていただけるほど。

それは、暖かいに決まっている。

そして、一般的なダウンとの一番の差は、

やはりスタイリングの楽しみ方ではなかろうか。





















ブラック

まずは、一般的なチノパンに合わせてみる。















開いた胸元にボリュームのあるスヌードを

垂らしてもうるさくない。















横から見ても、すっきりした印象。















ナイロン側も、横段のダウンと比べると、

ダイヤキルトで仕上げている分、かなりすっきり見える。















背面も、もこもこしません。

とてもきれいな仕上がりはさすがです。





















ネイビーは、ワイドパンツに合わせてスタイリング。















巻物でもしっかりおしゃれを楽しんで、

ダウン特有の雰囲気はほとんど感じない。















ひざより少し上の丈で、大腿部は隠れるので、

防寒力も本格的だ。















通常のダウンでは、なかなか難しい、

レイヤーを見せるコーディネート。

釦を一つだけとめて、インナーのニットを少し見せる。

大ぶりなHonnete のストールも利いている。





















最後はブラウン。















スカートに合わせて、可愛らしく。















スカートとの丈のバランスもとりやすい。















コーデュロイと光沢のあるナイロン面の

コントラストも面白い。















スタイリングに幅のある、とても軽いダウン。

街着としては最良ともいえるダウン。

ゴーシュのタウンダウン。