昨年の企画展中、
小野さんは何度か同じ事を口にしていた。
「陰影とテクスチャーが気になるんです。」
アナベルのボコボコした壁をいじりながら、
何度かそう、口にした。
彼のこだわりやブームは、
なかなか長く続くようだ。
そして、確実に形になって表れる。
一歩一歩、道を確かめながら着実に
実行してゆく彼の活動から、今後も目が離せない。