2014年11月20日木曜日

始まりと終わりなんかなくていい

「ねぇ、地球はどうやってできたの?」

「ねぇ、初めての人間はどうやって生まれたの?」

「ねぇ、人は死んだらどうなるの?」

子供に聞かれる質問だ。

面白おかしく、そして正しく答えるのだが、

逆にこちらの方が考えさせられる。

「始まりと終りね、、、。」

人は便宜上、色々なものや事に、始まりと

終わりを設けるが、実際はその人の人生の

一部でしかない。

no control air の米永さんとお話ししていた時、

彼は、こんなことを言っていた。

「プロセスを大切にしたい。」

「モノつくりに完成はない。」

「常に進化していたい。」

これを人に対して言い放ち、

自ら実践できる人のつくった服は、

きっとおもしろいに違いない。






















no control air(ノーコントロールエアー)

ロングジャケットカーディガン ¥24,000(税抜)

Midnight 

形は、何となくわかるかもしれませんが、

バストより裾の方が少し狭くなる。

このブランドには、多い手法だ。

こうすることで、バストを大きめに設定しても、

ダバーっと大きく見えない。

きっとそれが、このブランドの美学なのだろう。






















素材は、コットンとウールが半々の、

ジャージ素材。

表地は伸びる素材だが、裏地にキュプラを

総裏で施しているので、着た時にストレッチ性は

感じない。それが売りではないのだ。






















ここは、裾の部分。

見返しとヘム(裾の折り返し)が交差した部分が、

なんか、、クシャってなっている。

きっと着た時の、「クシャッ」ってした感じが、

一番の狙いなのでしょう。






















先日も少しご紹介した、かっこいいと

勘違いしそうな妻。。
















余裕のあるバスト寸を生かして、

ストールを内側にコーディネート。
















横から見てもかさばった印象はありません。

腕はスッキリ細身です。






















Honnete のリバティープリントの

ノースリーブワンピースをインナーに、

重ね着でカーディガンとして。

コットンのワンピースは、着方によって一年中、

活躍します。
















パンツスタイルからワンピース、スカートまで、

バランスのとりやすい着丈です。

そして、意外なほどに暖かい。
















釦を留めて、ロングジャケット風に。。

インナーのHonnete が際立ちます。
















FACTORY のキャメルの大判ストールを垂らせば、

かなりの暖かさ。

しかも、この上にしっかりコートが着ていただけるサイズ感。
















真冬を前にして、、皆様から良く聞く言葉。

「アウターの下に着られて、、普通のカーディガンじゃなくて、

できれば、冬以外も着られるやつ。。」

なかなか、ありそうでないもの。

だから皆さん探すのでしょう。






















きっとこれは、、

そんな存在になってくれるはずです。


ノーコントロールエアーの米永さんが、

ブランドを始める少し前、

バイヤーに、「展示会はやらないの?」って聞かれて、

「展示会って何ですか?」って真顔で聞き返したそうだ。

始まりは、いつの日か懐かしい、いい思い出に変わる。

終わりなんか、考えたこともない。


この前、妻が子供に聞かれていた。

「人はどうやって生まれたか知ってる?」

妻は、すかさずエスカレーターの

パントマイムみたいな動きを見せた。

「なにそれ?」って言われて、

「え?知らないの?」って、、、。

妻のなんでもギャグでやり過ごすクセも、

終わったら少し残念だ。