その人は、ボロボロのリーバイスの
水色のコーデュロイパンツを履いて、
なんかフニャッてしたシンプルなグレーのニットを着て、
フワフワしたグレーのストールを巻いていた。
靴は黒のトリッカーズのメダリオンブーツを履きこんでいる。
後ろポケットから赤いバンダナがはみ出ている。
でかいカバンを持って、靴をリースしに来たあの女性は、
今思えばスタイリストのアシスタントだろう。
まだ晩夏だったろうか、、
T-SH一枚だった僕は、「ウールですか?」って聞いてみた?
「カシミアよ」
巻いていたストールもカシミアだった。
ファッションを達観したかっこ良さがそこにはある。
そろそろ活躍する季節です。
YARNZ カシミア大判ストール ¥16,800(税抜)
いくつものブランドの商品を手掛けるニューヨークの
ファクトリーブランド。
その実力は確かなものだ。
細番手でヘリンボーンに織りあげ、
発色のいいカラーに染め上げている。
生産は全てインドで行われる。
肌触りはもちろん、この色をぜひ楽しんでほしい。
洋服と違って、ストールの色ものは扱いやすい。
Honneteのコートにピンク。
やや落ち着きのあるコーディネートにピンク。
濃紺のチュニックドレスにロイヤルネイビー。
黒のワンピースに大きく巻いて。
ややグレイッシュな茄子紺のような紫に近い
絶妙なロイヤルパープルは、大人っぽい濃色コーディネートに
そっと花を添えてくれます。
洋服も含め、個人的に今シーズン最も気になった色、
ライトベージュ。
薄いトーンにも濃いトーンにも良く似合う、
顔映りもいいこの色は、カシミアストールを初めて
購入される方にお勧めなカラーです。
落ち着きがありながらも華やかで、
活躍の幅も広いはずです。
昨年からの継続カラー。
昨年の一番人気でした。
ダークパープル。
一見派手に見えるこの色は、使っていただくと
その扱いやすさに気が付かされます。
合わない色は何でしょう。。
わかりません。
ありそうでない、ベーシックカラ―。
アクア(AQUA)。
グレイッシュなライトブルー。
個人的に今シーズン購入した色です。
二度と巡り合わないかもしれないいい色です。
ややマニッシュな大人っぽいスタイルにお勧めです。
発色のいいグリーンは、個性的な冬の差し色に
ぜひお勧めです。敬遠されがちな色味ですが、
秋冬に多い、ベージュ~ダークブラウン、
ウィンターホワイト。
ブラックやネイビー。
ライトグレー~チャコールグレー。
どんな色に合わせてもいい差し色になります。
お洋服がオーソドックスな方は、
ぜひ取りれていただきたいお色です。
昔あこがれたカシミアを
たくさん巻く季節がやってきた。
本格的な秋冬の始まりを感じ、
すこしワクワクします。
何においても、憧れは大切な存在です。
刺激的な憧れの記憶は、
数十年経つ今も、
かっこいいスタイルの一つとして、
輝き続けます。