皆さんそうかと思いますが、
気に入って買うものは、試着の段階で、
気分があがります。
「いいなーー。」って思って買うのが普通です。
僕もほとんどがそうです。
アナベルがオープンした時から、
ずっと販売しているデニムがある。
orslow の「105 STANDARD」。
何度もご紹介しているし、
雑誌 nid の連載でも紹介させていただいた。
お店を始めるずっと前、
あるセレクトショップで手に取った時から、
いいのはわかっていた。試着してみる。
いつも、「ん??」、、と思って買わないでいた。
たぶん、履いていって良くなるのは間違いないのだが、
ワンウォッシュのデニムをあまりにも久しぶりに試着したので、
ピンとこなかったのだろう。妻もそうだった。
新品のワンウォッシュデニムを買う時は、
ちょっとした想像が必要だ。
たたまれていて、横にピンと張ったシルエットは、
一度お洗濯をして履いたらなくなるし、
洗濯をするたびに、最初は色落ちしてるかどうか
わからないくらいだが、それよりも毛羽立ちが目立つ。
毛羽立たなくなると、色落ちがみるみるわかるようになる。
そこからが楽しい。履く人の頻度や履きかたで、
それぞれ違った色落ちをする。
よくしゃがむ人は、膝が色落ちしやすく、
前ポケットの下に段々のひげができやすい。
表面がボコボコしているのがわかるだろうか。
僕はこのタイプのデニムの色落ちが好き。
少し緑青(ろくしょう)の入ったオリジナルのリベットもかっこいい。
妻のデニムも、いい感じに色落ちしてきました。
ちょっとルーズ目で履きたがる妻は、
ジャストサイズは②、履いているのはサイズ④。。。
腰ではいてます。
いいと思います。
裾はジャストであげて、2回くらいロールアップ。
妻も10回くらい洗濯してから、
「やっぱり、、いいね。」って言い始めた。
最初は照れくささのあるワンウォッシュも、
このくらい色落ちしてくると、どんどん履きたくなる。
でも、このくらいだったら、、
頑張れば1ヶ月半くらいだ。
デニムは人によって、洗濯のしかたが違うけど、
僕のお勧めは、毛羽立ちが治まるまでは、
履いたら洗う。
毛羽立たなくなったら、洗濯の間隔をあける。
汚れが気になったら洗うようにする。
ヒゲをたくさん、くっきりつけたい人は、
あんまり洗わない方がいい。
臭くなったら洗いましょう。
段々色落ちして、段々お気に入りになってくる。
これはそういうズボンです。