ある日の展示会。
そのブランドのビルは5階建てくらいだろうか。
いつも1Fのエントランスからすぐ2F、3Fへと上がっていく。
2Fから3Fに上がる途中、目に飛び込んだ
きれいな赤と鮮やかな黄金色のコントラスト。
遠目に見ながら、ワクワクしたのを覚えている。
いつも3Fから見て、2Fに降りるのだが
その日は途中であれが気になって仕方がない。
あれは何だろう?コート?ワンピース?
そこで出会ったのがこちら。
アイリッシュリネンを贅沢に使い、
ワークブランドらしい、ざっくりとした仕上がり。
一重のコート。こちらは強い赤。
ロックミシンむき出しでいかにも丈夫そう。
もう一色は赤の隣にあってより輝く、黄金色。
袖をまくってカーディガンのように着てほしい。
ポケットは両玉で裏布をたたいたシンプルさ。
後ろはセンターベント。
気に入りすぎてしばらく着たままうろうろしていると、
デザイナーさんと遭遇。
「絶対、伊佐さんにお勧めしようと思っていた」と一言。
勧められなくても買うのは決めていたのだが、うれしい。
僕が迷っていたのは、2色とも個人発注をするか、、、
それとも我慢して赤だけにするかだ。
そのあと、珍しく別行動していた相方と合流。
なんと、彼も個人発注していた。。。
そうなると気になるのは、あの定説だ、、、。
「バイヤーうけするものは、一般うけしない」
このコートはどうだろう?
YARMO リネンワークコート ¥27,300(税込)