「普遍性のあるスタイルの創造。」
一言で言うとそんな感じ。
とてもとても我々には難しいテーマなのだが、
今、アナベルでセレクトしてきているブランドには、
それを「共感」といったニュアンスで感じている。
作り手である彼等は、、
自身の「趣味」というものを、
あたり前のように棚に上げて、
素敵なものに共感し、他者とは違う
感性で、自身に取り込んだりするようだ。
そして棚に上げた「趣味」の箱に放り込む。
その箱にたまった感性や物体は、
その人の「定番」とも言える存在なのだが、
それがシンプルであるかどうかは、
その人によって違う。
今シーズン、、
アナベルに強烈な個性を持って、、
なおかつ、絶対的な普遍性を感じ得る、
素敵なブランドが加わることになる。
GASA*
ビッグスモッグ ¥32,000
ブランドの持つ独創的な重ね着の世界が、
アナベルの中でどう光るのか。。
ファーストシーズンは、少量ながら、
ブランドの高いプロダクトレベル、
素敵なスタイリングの世界観が、
少しでも伝わり、、
違和感なく、アナベルのスタイルに
共鳴することを願います。
GASA*は、ほとんどの生地を
オリジナルで製作するところから始める。
ウールとリネンのオックスフォードシャンブレー。
ウールのフワフワ感と、
リネンの光沢のある、
少しカリッとした手触りがいかにも上質そうだ。
こちらは、ペールグリーン。
天然染料による染色だ。
この色は、オリーブの葉で抽出した染料。
ボタンは、ひとつひとつ、個性のある
天然のウッドボタン。
グレー
GASA* の洋服は、もともとデザイナーが
アトリエでミシンを踏んで、一着づつ
その場で仕上げていくことから始まった。
その強い魂は、、
工場生産になった今も、
ところどころで、強烈に伝わってくる。
ブランド名とともにあらわされた、星のようなマークには、
境界線のない海に輝く光のように、
水面を伝って、GASA* の世界観を広めたい。。
そんな願いがあるようだ。
グレーは、「ゴバイシ」というウルシ科の植物から
抽出した染料を使っている。ウルシ科ですが、
かぶれる成分は入っていないのでご安心を。
ボタンは黒のウッドボタン。
半年くらい前、、
洋服の整理をしていた。
妻が今まで自分で買ってきた洋服には、
あまり手を付けないのだが、、
なんとなく手を伸ばしたきれいな藍染めの
ジャケットに、、「GASA*」って書いてある。。
一瞬目を疑ったが、、
何度見ても「GASA*」って書いてある。
なぜ妻が・・???
聞いたら、もちろんブランドのことは
まったく何も知らなかった。
天才アオドレスのワンピースの上に重ねて。
アオドレスのワンピースは完売いたしました。
私はわたし。
キラキラした素敵なカバンも
GASA* のもの。
GASA* の素敵な個性を受けとめているのは、
Honnete 以外では初となる、「姉妹伴」。
susuri のスカートだ。
こちらは、あらためてご紹介をします。
GASA* のお洋服からは、
おとなの着るべき、上質さと
女性が持つべき女の子らしさが、
同時に感じられる。
見た目から感じられる、素敵な個性は
もとより、、
プロダクトの素晴らしさにもうっとりとする。
個性的なお洋服が定番に
ならないわけではない。
むしろ、普遍性が備わった時、
その共感者に対し、
絶対的な信頼を得ることとなる。
GASA* は、「独創性」、「普遍性」が
同時に存在し、デザイナーの感性豊かな
スタイリングから作り上げられる、、
数少ない、成熟したブランドの一つでは
ないだろうか。
誰かに小さな反論を受けるような隙はなく、
そのこだわりは、、
素晴らしき個の世界。