2021年7月13日火曜日

「草原の路」

昔からの民族が生み出すものには、その土地の風景が多くモチーフとされている。

その風景を抽象的に捉えた図案が可愛らしく、数百年たった今の時代にも評価されている。

今回のGASA*、春夏コレクションで最も目を引いたシリーズ(私個人の感想)、「草原の路」

に描かれたモチーフは、どことなく古(いにしえ)の民族が描いていたその発想と同じよう

な、故郷の風景に対する叙情的な思いを感じ取ることができる。












GASA*
草原の路 キャミドレス
¥82,500(税込)

全体の色合いは、アンティークを愛してやまないGASA*デザイナー

五十嵐さんらしい経年を感じさせる絶妙な色合いです。









4種類の個性的なバックカットジャカードの柄がボーダー上に連なり、

素敵なセンスでパッチワークがなされている。

お花のモチーフは一つ一つがとてもとても可愛らしく、布地を完成させるまでに

注いだ愛情を深く感じ取ることができる。

肩紐は自由に調整が可能です。









ポケットもございます。









一周で8本ものダーツが織りなす三角形や多角形のパッチワークが、

着用した際の大迫力をもたらします。









身長が155cmでこのくらいの着丈です。












草原を歩くところを想像したドレスではなく、

草原そのものを想像した素敵なドレス。









動くたびにその美しさが感じ取れるドレス。









関東でも梅雨明けが間近となった今、

セミの鳴き声が鳴り響く中、草原をまとって外へ出よう。









ぜひ普段着で、可愛がってあげてほしい。

親子代々で繕って着ていたら、きっとデザイナーの五十嵐さんは、

泣いて喜んでくれると思う。


一軒家を借りて、ご自身でミシンを踏んでお洋服を作って、

1点ものを並べて販売するところからスタートしたGASA*。

昨年、その歩みは25周年を迎えました。

どんな道程だったのかは、、、

この「草原の路」が静かに物語っているようです。