2018年9月29日土曜日

大人のおさがり

高校生の頃、「キレカジ」というのがあった。

当時、リーヴァイスの501やコーデュロイの517を

REDWINGのエンジニアブーツや、リングブーツで

履くのが流行っていた。

トップスは、お金のあるやつはVANSONのシングルライダース。

ハードな奴は、Schottのダブルのライダース。

どちらでもない僕は、古着のヘンテコなブルゾンを着ていたが、

そのうち気分が柔らかくなったのか、渋谷界隈でジーンズスタイルに

くつはそのままハードな感じで、ネクタイを締めるのが流行り始めた。

トップスはレザーから一転、みんなが一斉に、

リーヴァイスのサードモデルを着始めた。

そしてその時の僕は、サードモデル(もちろん復刻)の上に、

父親のお古のツイードジャケット(もちろんただ)を着ていた。


先日、朝の情報番組で若い女性が父親のおさがりを着て

喜んでいるのをちらっと見て、ついそんなことを思い出した。

30年経っても似たようなことが起こるのだから、

もう30年経っても同じことが起こるのかしら?

この洋服もそのように継承されたら嬉しいな。





















susuri

ピーテルワンピース ¥47,000+tax

















susuriさんらしい、「渋い」素材感。

















ウールとリネンで複雑に織り上げた素材は、

布地全体に凹凸感が生まれ、ざっくりとした

ツイードのようなタッチを連想するが、

触ってみるとリネンのドライな感触がしっかりと残り、

さらりと軽いタッチです。
















ネックはヒモで絞って小さくしたり、

広くしたり形状を変えることができるデザイン。

肩のあたりを切り替えて、クラシカルな印象に。

別布は、silk ×cottonで高級感が生まれます。

















ラグランスリーブでふくらみのあるたっぷりとした袖。

袖口はシルクコットンで切り返し、キュッとゴムが入る。

昔の女性用の労働着をドレスアップできるような

デザインに落とし込んだ、susuri らしい素敵なワンピース。


我が家も妻から娘にわたる洋服が出るのでしょうか?

早くも娘の友人に身長を抜かれた妻に着てもらいます。





















たっぷりとしながらも美しい。

そして軽い。

袖のデザインも手伝って、可愛らしさも感じます。















フラットな革靴でも、ヒールを履いても良い感じ。

小物使いが楽しめそうなワンピース。















ラグランスリーブの可愛くも迫力のある袖。

上着はラグランやドロップショルダー気味のデザインが

相性良さそうです。

インナーにタートルを着たり、巻物したり。

上にコートを着て、出てくる裾も可愛らしそう。





















長い目で見ると、洋服にとっての布地とは、

命そのものの様に感じます。

父の時代のハリスツイードは、ズシリと重いが一生もの。

アナベルで販売する洋服たちも、世代を超えて愛されてほしい。



<明日の営業時間について>

大型の台風が接近していますので、

状況によって、営業時間を変更いたします。

こちらのブログとInstagramでお知らせいたしますので、

ご来店の際はそちらをご覧いただくか、お電話をお願いいたします。

お手数ですが、よろしくお願いいたします。