T-シャツは、右か左によじれてくる。
たまに、お店でもお客様から聞くが、
洗濯を畳んでいて、端が合わなくて、
気持ちが悪いと。。
そんな話を妻にすると、、
「え?端って何?」と、、
人生で一度も気にしたことがないようだ。
今日は、心地よく、よれないT-シャツのご紹介です。
pyjama clothing(ピジャマクロージング)
ベルギー製
white ¥5,800(税抜)
こちらも、アナベルオープンからずっと、
お取り扱いを続けているT-シャツ。
日本企画のベルギー生産です。
糸は、エジプトのギザコットン。
長綿で、艶があり、薄手で肌触りは抜群にいい。
red
はっきりとした、トマトのような元気な赤。
「半袖なら色ものも着やすい」というお客様がいるが、
全くその通り。
袖があるか、ないかで、色を着た時の印象は変わる。
要するに、お洋服の面積の問題だろう。
citrus
レモンイエローにほんの少しグリーンを
多めに入れた感じの色。。
もうすぐ始まる蝉の大合唱に負けない
元気な色。
夏のリゾート気分を盛り上げる。
そして、なぜよれないか?
逆になぜよれるのか?
糸には、「右撚り」と「左撚り」がある。
フワフワした綿を指でよじりながら糸にしていく
ところを想像すると理解できる。
右によじって糸にしたものを「右撚り」。
逆は「左撚り」という。
通常、T-シャツに使われているのは、
右なら右で全部編まれている。
その糸たちが、、
洗濯して水を吸うと、いっせいに綿に戻ろうとする。
右に撚った糸は、左に戻ろうとする。
それが、T-シャツがよれる原因です。
だから、いいか悪いかというより、
ふつう、よれるのです。個体差はあるが。。
このT-SHは、「右撚り」と「左撚り」の糸を
交互に使って天竺編みをすることで、
糸が綿に戻ろうとする力をうまく相殺しているのです。
だから、よれずらい。
これは、「SZ 天竺編み」と呼ばれ、
高級肌着工場などは、その設備を持っている。
形も、収まりのいいフレンチスリーブです。
オープンした時に買った、妻の長袖は、
あまりに着すぎて、またしても向こう側が
ハッキリ見える。いったいどれだけ着たのか?
そういえば、年中、着ていたような。
ライトオンスのデニムペインターに合わせて、レッド。
永久に古びることのないスタイルの一つであろう。
はじめは、ツルっとした生地に見えるのだが、
洗っていくと段々とフワッとしてくる。
ギザコットンだけあって、肌触りは間違いない。
妻の長袖は、たしか秋冬も着ていた。
だから、余計にピラピラなのだろう。
こちらはT-シャツゆえ、着るのは夏中心。
長袖よりは出番が少ない。
3年で向こう側がはっきり見えるようなことには
ならないだろう。
皆さん、妻のことについて、
僕が大げさに言っているとお思いでしょうが、、
まったく、、言い過ぎでもないのです。
このブランドに関しては、5~6年ほど前に
初めて着た。
レディースに関しては、初めて見た時から、
この形は、デザインも素材も変わっていない。
激しく変化するファッショントレンドの中、
5年前に見たものを、「やっぱりいいな。」って
思えるものは、ずっとずっと良いと思えるものに違いない。
それも、言い過ぎではないと思う。