2017年9月7日木曜日

誰だか知らないけど、、

20年以上前、ファッションでハイテクスニーカーが

猛烈に流行っていた時代、スポーツ×アウトドア、

アメカジ×アウトドアのミックススタイルが旺盛の時代、

毎朝見かける通勤途中の古着屋勤めの男性は、

ブラウン系のツイードジャケットに、カーゴパンツ。

L.L.Bean のオールスターハイカットによれよれの

barbour の茶色いコートがとてもとてもかっこよかった。

ロングヘアーにワッチキャップをかぶり、

少し礼儀正しい感じの2WAYリュックを背負い、自転車に乗っていた。

色遣いが派手だった当時の僕のファッションと、トレンドからは

かけ離れたシックなカジュアルだったその装いが僕には衝撃で、

20年以上たった今も新鮮味を帯びて、脳裏に焼き付いている。

そのあたりから、「ブラウン系」をスタイリングに

取り入れるようになっていくようになる。

大好きで、現在アナベルの中心に据えているゴーシュからは、

長くなったが、、あの時の彼のスタイルのような普遍性を感じるのです。















先日ご紹介した、シルク×リネンの千鳥素材シリーズの

その他をご紹介したい。

ジャケット ¥45,000+tax

Brown

胸ポケットの上に小さ目の両玉縁ポケットがある。





















同じく、ゴーシュのカツラギ裾ゴムの

テーパードパンツに合わせて。

肩はやや広めだが、バストラインからウェストに向かって、

やや絞り気味に、コンパクトに仕上げたジャケットです。

脇はサイバラ仕様で、切り替えて立体的になっていますので、

コンパクトに見えて、しっかりとした運動量は確保されている。

とても着心地がいい、きれいな仕上がりのジャケットです。















そしてざっくりとした水洗い仕上げの生地感に

似合うようにと、施されたジャンパーのような

サイドポケットがとても特徴的です。

「ラフに着てほしい」というデザイナーの意図が垣間見える。















ヒップラインの上に着丈が収まるので、

より一層にすっきりと見える。

もちろん、この上からオーバーコートも着ていただける。





















こちらは、Yarmo のコーデュロイパンツに

あわせて、少しカジュアルなシルエットに

スタイリングしてみました。















スッキリしたパンツだけでなく、

ボリュームのあるワイドパンツやバルーンパンツ、

サルエルと合わせても、コンパクトなジャケットだけに、

スッキリと収まります。















全身ブラウンの、大人っぽいシックな印象の

カジュアルスタイルです。

ボリュームのある変形パンツは、春夏も秋冬も、

スタイリングのポイントにとても使い易い。

抵抗のある方は、同トーンコーディネートがお勧めです。

色数を少なくして、モノトーンを使って締める。





















ロングギャザースカート

¥34,000+tax















裏地のほうが長く、2~3cm程度はみ出すデザインです。















ギャザーでややふくらみの出るスカートですので、

着丈のあるシャツブラウスは、タックインがしっくりきます。















こちらも生成りのシャツブラウスと

ブラウンの小物で色を統一したスタイリング。





















こちらは、ゴーシュのコットンバンドカラーシャツを

タックイン。

カーキブラウン系で、こちらも同系色のスタイリング。




























同系色ながら、ざっくりとしたシルクリネンの

古布のようなタッチと、さらっとしたコットンローンとの

素材感の違いで、しっかりと凹凸感の出たスタイリングに。





















evam eva のウールリネンニットを合わせて、

ちゃんとしながらも、少しリラックスしたスタイリングに。





























たぶんネイビーのセーターなんかを、

シンプルに合わせたら素敵そうだけど、

秋口は同系色のスタイリングが気分。





















こちらはシャツスタイルに、

パテントシューズで華を添える。





























誰だか知らないけど。。

20年以上前に僕になかなか大きな影響を及ぼした、

あのスタイリングを思い出しながら、

ブラウンと生成りのシックな千鳥柄を

同系色でスタイリングしてみました。

誰だか知らないけど、ありがとう。