2017年3月7日火曜日

ある意味エコ

NO CONTROL AIR の話が多い気がする今日この頃。

ずいぶん以前から、ブランドは知っていた。

独立するときに作っていた、計画書のようなものにも、

取り扱いたいブランドの一つに挙げていた。

だが、一つ気になる部分があって、

お取り扱いするまで、ずいぶん時間を要した。

気になったのは、素材だ。

自分自身が化繊をあまり身に着けてこなかったせいか、

とにかく、そこが最後まで気になった。

一番最初に米永さんにお会いした時、

まずそれを一番最初の質問としてぶつけてみた。

「なぜ、天然素材が少ないのか?」

すごくシンプルで腑に落ちる答えが返ってきた。

『10年位前まで、天然素材ばかりでした。

でもある時、次から次へとナチュラルを謳ったブランドが

世の中にあふれ出て、、。

自分が好きならそのまま続けていく選択肢もあったと思うんですが、

とにかく僕は天邪鬼で、そうはいかないんです。

じゃ、俺は天然素材をやめてやろう。

っていう発想になってしまって、化繊をいじり始めたのがきっかけです。

いざやり始めたら、楽しくて。

みんな初めてのことって楽しくて夢中になるじゃないですか。

そうこうしているうちに、ブランドが化繊の面白いブランドとして

認識していただけるようになって。。』

そう、、

化繊は、天然素材では見いだせなかった、

彼らのモノつくりにおける個性なのだ。

真剣に楽しんで作ったものには魅力が宿るのです。

今日もそんな彼らの新境地、FIRMUM のご紹介です。





















FIRMUM(フィルマム)

キュプラコットン丸首プルオーバーシャツ

ホワイト ¥19,000(税抜)















わざわざ特注で作る台形の釦。





















ブラックシャンブレー

タテに色糸を使うシャンブレー素材。

裏の白っぽいのがヨコ糸です。















白いボタンがより一層際立ちます。















背面は前回ご紹介したロングシャツと同じ。

彼らのアイコン的デザインディテールとなりつつある。





















「ちょっとつまんで、たたいただけ」

と、自ら言い放つ傑作デザイン。

面白いデザインは、意外なほどシンプルなもの。





















そして、彼らの洋服の一番の特徴がここにある。

スリットではない。

つれているような縫い目のシュワシュワ。

パッカリングと呼ばれ、適正より強めに

ミシンを走らせると現れる。

他にもパッカリングを生かしたデザインは多く存在するが、

化繊を使ったレディースではなかなか斬新に映った。

そして、生地がテロテロしているのが幸いに、

洗えば洗うほど、現状よりパッカリングが目立ち始める。

そう、彼らの洋服は、縫い目が経年変化をするのです。


変な服ですね。

でも、かっこいいんです。















ゴーシュのタイプライターパンツにホワイト。















後ろが長めで、細身のパンツと相性が良さそうです。





















肌触りは、サラサラです。















FIRMUM のパンツに合わせてブラック。















シャンブレーのせいか、、

色が褪せて、ブラックなのにいい感じの軽さが出ています。





















NO CONTROL AIR で研究し続けた化繊で挑む新境地。

このまま、肩の力を抜いて続けてほしい。

ちなみに、彼らが最も多く使うキュプラは、

厳密には再生繊維。

パルプから作るレーヨンと同じ分類です。

キュプラの原材料は、綿カスです。

再生紙のようなものかもしれません。

ある意味エコですね。


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