2015年6月28日日曜日

素敵だね。

洋服の美しさは、

そのシルエットと素材が重要な要素となり、

洋服の可愛らしさは、

そのディテールで生みだされたりする。

僕らは、僕らが想定する、

「大人の女性」に向けて、

ある一定のバランスでバイイングしていく。

たまに、入店してきて、

「若い子のお店ね。」って言う人がいるが、

まったくそんなことはない。

「背が高くないと無理よ。」

そうでもない。

そう、言いきれるくらい、

デザインのバランスや

スタイリングのバランスは重要なのだ。

美しさと可愛らしさを感じるワンピースです。






















FACTORY

コットンリネンワンピース ¥22,000(税抜)

ターキスブルー






















ベルギーリネンとオーガニックペルーコットンの

混紡糸で織りあげられた綿麻素材は、

サラサラでフワフワで、

軽くて涼やかで、

大人の女性が着るにふさわしい、

上質感を感じ得る。

















襟ぐりやウェストの切り替えラインは、

切りっぱなしのデザインになる。






















ブラック






















手染めであるFACTORY の商品は、

均一さにほんの少し欠けているところが、

また美しい。






















ネイビーが実は完売してしまったのだが、

こちらはネイビーのストライプ。






















手書きの線のようなストライプ。

こちらは、この1色展開。

無地よりも少しお値段が上がって、

¥24,000(税抜)

夏らしい、粋なストライプ。

お店に吊ってあると、とても長く見えるが、

このワンピースには、

いろいろな工夫が散りばめられている。

















ブラックに白のボレロ。

モノトーンでシックな夏のワンピーススタイル。
















お店に吊ってあるとわかりづらいが、

このワンピースには前後差がある。
















後ろは、125cm近くあるので、

身長155cmの妻には、ロングの部類に入る。

でもね、、






















前から見ると、そうも見えない。

足首がしっかり見えて、ちょうどいい。

靴もいろいろ似合いそうだ。
















サンダルで大判ストールを。

落ち着きがありながらも、

東洋人の美しさを引き立てるターキスは、

夏の気分を持ちあげてくれる。
















そして、わかりやすく特徴的なのは、

このウェストライン。

ウェストラインは高いほどガーリーに、

低いほど大人っぽく見える。
















そこに高低差を付けることで、

うまくバランスを整えた、きれいなワンピース。

オリエンタルな美しさには、

このカバンが良く似合う。
















アナベルのテーマカラー、、

ブルーにブルーを重ねた夏らしいスタイリング。






















あえて、ロングワンピースに

ロングカーデを重ねて、、

「私はこういう人」って、

個性を表現してみよう。

白い靴が一層それを引き立ててくれる。
















少し、「和」を連想するような

かすれストライプに市松のかごバッグを。






















そして、決定的にこのワンピースを

気にいったポイントは、このポケット。

こんなところに付いている。

ウェストラインを下げた分、

トップスにポイントを作ることで、

目線が上に上がる。

ブローチやコサージュ、

大ぶりなネックレスもその役割を果たしてくれる。

そして何よりこのポケットは、、

可愛らしい。。
















美しい放物線を描くこの切り替えを、、

たまには隠して着るのもいいのかな?って

思って撮影したのが、完売したネイビーでした。
















上からFACTORY のベルギーリネンの

サマーニットを。






















こう着ると、少し可愛らしさが際立つのか。。

そんなことを考えるのがファッションの楽しいところ。


アナベルには、いろいろな年代の

お客様がみえる。

30代~40代はもちろん、

70代も数人、、

80代のお客様が二人いる。

この前、そのうちのお一人が

いつものように元気に入店されて、

お買い物も終盤に差し掛かった頃、

こんなことを言ってくれた。


『日本人はね、ちょっとした一言が

言えないのよ。

ちょっと目にとまったモノをさ、、

良く似合ってるね!って、

かしこまらずに、あいさつ程度にね。

それでその人の一日がどんなに楽しくなるか。

ファッションてそういうものよ。』


おっしゃる通りだ。

まずは、鏡の前に立って、、

自分で自分に言ってみよう。


「素敵だね。。」って。




2015年6月22日月曜日

あわや in my ポケット

夏の定番素材、、麻。

麻もいろいろで、

麻の王様とも言われる、

IRISH LINEN

Honnete の麻がそうだ。

番手にもよるが、Honnete の使う麻は、

洗えば洗うほどにフワッとしなやかな

風合が増してくる。

ゴーーシュの使う、ラミーは、

繊維が少し硬く、腰が強い。

細い糸で紡がれたあの麻は、

清涼感と視覚的にも涼しげな透け感、

そして、お洗濯をしても少し残る、

あのカリッとした風合が心地よい。

FACTORY の使うベルギーリネンは、

ウェイトを出しながらも、涼しく夏も

着ていただけるように、

甘く、甘く編んである。

甘く編んであると、ペラっとしたものも多いのだが、

これは違う。

糸を3本取りにすることで、甘く涼やかに、、

でもウェイトのあるサマーセーターに仕上げてある。

そして、、、

アナベルではオープン当初から、

ずっと好評をいただいている、

リピーターもたくさんいるあのカーディガン。

Travail Manuel のリネンカーデシリーズ。














広げるとこんな形をしてるボレロは、

















畳むとコンパクトで、小さなカバンにも

かさばらずに、入る。

4月には、Honnete とともにご紹介した。
















こちらはアナベル別注のロングバージョン。
















こちらもロングバージョン。
















パンツスタイルでロングカーデ。
















Honnete のワンピースにボレロ。
















肩から掛けても素敵です。。


といった具合にご紹介してから2カ月が経ちました。

この麻の特徴は、しなやかで柔らかく、

なによりジャージなので、かさばらない。

そして、昨年は7月の中旬に追加をするほどに、

冷房避け、夏の日除けに活躍してくれる。


今年も追加を!

と、思っていたら。。

「生地がない」

ということで、色を変えて新登場です。






















Travail Manuel 

リネンボレロカーディガン LINEN 100%

ホワイト ¥12,000(税抜)






















とても大人っぽく、

涼やかな白は、今までグレーやネイビーを

買っていただいた人にも新鮮で、

カラフルにもモノトーンにも良く似合います。
















黒のロングワンピースにシンプルに着てもらいました。
















ノースリーブとセットで持ち歩き、、

ちょっと寒い電車の中でも活躍します。






















ホワイト ロングカーディガン

¥15,000(税抜)
















少しカラフルなパンツスタイルに。
















パンツにT-シャツだけだと、ちょっとな。。

という時も、便利にお使いください。






















こちらは、

ライトインディゴ 






















インディゴがあせたような、、

軽さのあるライトブルーは、

夏のカジュアルスタイルに良く似合う。

ブラックと合わせた、意外性のある

組み合わせもお勧めです。
















モノトーンの差し色で。
















汗をかきやすい季節、

脇に干渉しないのもうれしいところ。

必要以上に汗を流す妻も大喜び。






















ライトインディゴ

ロングカーディガン

ロングには、ポケットがある。

ノペっとしがちなロングには、

実用以上にうれしいデザイン。
















ネイビーのロングワンピースに。
















今年の長梅雨だそうだ。。

朝、晩の気温が上がりきらない梅雨寒に、

とても重宝します。






















こちらは、4月に入荷したライトグレーより

さらにライトなグレー。

モアライトグレー






















これ以上ないライトグレーは、

少し遠目に見ると、グレージュのような、

オートミールのような、とてもニュアンスのある、

素敵な薄い色。
















モノトーンのスカートスタイルに、、、
















さりげなく、グレー。
















ロケットスカートのストライプに、T-シャツをタックイン。

その上からロング。
















スカートにロングもかっこいい。


あわやポケットに入りそうなボレロに加え、

そもそも、Honnete のワンピースに合わせて

Travail Manuel さんに別注をして作ってもらった

ロングカーディガン。

二つとも夏のアナベルに欠かせない

存在になりそうです。

皆様にも欠かせない存在になりますように。。


<お知らせ>

先日ご紹介して、すぐに完売しておりました、

Travail Manuel のリネンポプリンラップパンツの

店頭でのお問い合わせに、

「メーカー在庫なし」とお答えしておりましたが、


大変申し訳ございません。


少しだけございました。


近日の入荷予定です。


店頭でお問い合わせを頂いたお客様には、

深く、お詫び申し上げます。




2015年6月21日日曜日

ナチュリラ夏号






















肩ひじ張らずに、

その人に自然に馴染む装いを

リアリティーにこだわって誌面を彩る雑誌、

「ナチュリラ」の夏号に、

アナベルがお勧めする、「Honnete」の

スタイリング紹介を特集していただきました。

ぜひ、ご購読いただけましたら幸いです。



2015年6月18日木曜日

バランサー

洋服のスタイリングで、

最も大切なのは、、

何度も書いている気がするが、

バランスだろう。

それは、言葉で説明できる範囲と

そうではない範囲があるが、

オシャレな人はバランスをとるのが

上手だということは確かだ。

そして、わざと崩すのも、うまい。

アナベルではついに4年連続の

ご紹介となる、あのパンツです。






















Travail Manuel

リネンポプリン ラップパンツ

ミディアムグレー

¥15,000(税抜)






















とてもとても、あいまいで、

少しオリーブがかっても見てとれる。。

そんな素敵なグレーです。

メーカーからの発売カラー名は、

ミディアムグレー。






















ネイビー

私が連載を書いていた、「nid」という雑誌で、

2年間続いた連載のラストを飾ったのは、

このパンツだった。

実は、連載のお話をいただいた時から、

最後はこれにしたいと思っていた。。






















やや濃いめのネイビーです。

細番手の麻素材で、とても薄く、

清涼感を感じながらも、

ポプリンゆえ、ある程度のしっかりとした

張り感も同時に感じ得る。

真夏を涼しく過ごせ、

なおかつ、ややちゃんとした雰囲気の出る、

メンズでは良く見かける素材感。

それがポプリンです。






















black

このパタッと閉じたラップと、

パンツ本体の丈感、

そしてヒップの分量感、

新品の状態から、

ややふくらみを増してくるほどに

かっこ良くなる。

















これは、とくにウェストを調整するヒモではなく、

ラップの具合を調整するものと思ってください。

ゆるくしたり、きっちりしたり。


特徴的なデザインでありながら、

なぜこんなにも毎年、ご好評をいただき、

リピーターも多いのか。。

ちなみに妻も3年前に買った、

今はなき、ショート丈バージョンと

この通常丈のモノを

現在もヘビーローテーションで履いている。


やはりそれは、、、

バランスがとりやすいからでは?

と、、僕は思っている。
















やや長めのポカーンとしたブラウスに、グレー。






















ラップパンツなので、

ポケットは片側だけ。
















麻ながら光沢をもった、ポプリン素材。

色々な素材感のものと相性が良さそうです。
















かなりゆったりとした、

麻の半袖ニットカットに、ネイビー。






















白いスニーカーで涼しげに。
















標準的なT-シャツに、ブラック。






















シンプルなT-シャツは、たくさん着るのだけど、

気を抜くと、オシャレから一気に遠のく

恐れのあることを知っておくといいと思います。

革靴に、帽子をかぶってもらいました。

もちろん、公園には必要ないけど。。






















さらにロングの羽織を纏えば、

急激にオシャレに見える。
















昨年も好評だった、ワンツーコーデ。

トップスにはARTEPORVERA の切り替えブラウスを

シンプルにコーディネート。






















バルーンで、かなり横幅のあるブラウスですが、

裾に付いたヒモで調整して、

ボトムスとのバランスをとって着てください。


たまに、、

「着回しやすさで洋服を選ばないほうが良い。」

ということを耳にするが、、

それができる人は、かなりオシャレな人だろう。

一通り、自分の定番をたくさん所持している人。

季節に関係なく、「ピン」ときたら買う。

そういう人たちに向けたお洋服がなくなったら、、

アナベルはとても困るのだが、

「実需」を真剣に考えてデザインしてくれた

素敵なお洋服は、最も人を笑顔にしている

回数が多い洋服だ。

すぐにダメになるような服は論外だが、、

洋服としての普遍性をそなえ、

デザインでも楽しませてくれて、

なおかつ、3年履いても飽きないし、

洗濯もザブザブできる。

そんな素敵な洋服をもう10年以上

つくり続けているTravail Manuel のお二人は、

彼ら自身がバランサーなのかもしれません。

カジュアルなシーンにおいて、

洋服のデザインを考えた時、

「実需」と「パッション」をバランス良く

持っていれば、それに越したことはないのです。



<再入荷のお知らせ>

Honnete 姉妹伴、アイリッシュリネンシリーズが

再入荷いたしました。

もちろん、今季最終入荷です。


Travail Manuel のリネンボレロ、ロングカーディガンが

2型とも、色を変えて入荷しています。

清涼感ある3色の追加です。

white、light Grey(前回よりさらにライト)、Light Indigo

の3色です。


Travail Manuel のリネンロングジレ・カシュクールワンピ、

のチャコールグレーが再入荷です。


明日から、随時 web shop にも更新していきます。

よろしくお願いいたします。