2015年5月17日日曜日

デッサン

先日、流れていたテレビに目をやると、

写真をトレースして水墨画を描く人を

紹介していた。

絵を上手に描ける人がうらやましい。

白紙と言う平面の上に、感情のこもった

立体を生み出せる。

一見、平面的なお洋服のご紹介です。

















Travail Manuel 

cotton/Linen mini Heringbone bottle neck panel Blouse

¥11,000(税抜)

white

なんか、折紙のヤッコさんみたい。。

いくつもの四角いパーツをツギハギしたようなデザイン。






















やや張りのある、綿麻のミニヘリンボーン素材。

このデザインは、少ししっかりした生地のほうが良く似合う。

それは、着ていくとわかる。






















下袖をスーーっと引っ張ると、

こんな形になる。

平面的だが、少しギミックが効いている。

前身の胸部分のパーツが、後ろに比べて

大きく作ってある。

柔らかい布地で作ったドレスで、

バスト部分が横にドレープしながら落ちている

デザインを見たことがあるのではなかろうか。

これは、、あれを張りのある布地でやったら

どうなるだろう?

という洋服です。

こうなります。
















少し張りのある素材感だからこそ、

新品の状態では、ポカーンとした、

なんだか紙の服を着ているような印象さえ受ける。
















全くの直線的なパネルブラウスなのだが、

着てみるとコクーンのようなシルエットを醸し出す。






















これが柔らかい素材だと

あまり興味を持たなかったかもしれない。






















実はこのデザインのブラウス、

2年前の春にも少しお取り扱いをした。

その時もこんな素材だった。

お客様が気にいって2年着ているものを

見ると、、それは何とも立体的で、

平面に描かれた絵画のようだ。

新品は、言うなればデッサンのよう。