2014年6月27日金曜日

可愛げ

人は完璧を求めながらも、

完璧を目の前にすると惹かれなかったりする。

ちょっと欠点があるくらいが魅力的だったり、

きれいに形成されすぎていない方が

可愛げに感じたりする。






















TRAVAIL MANUEL ワンピース ¥15,000(税抜)

アイスグレー






















極薄のヘリンボーンは、薄いけど透けないので、

真夏にも活躍します。






















やや明るめのネイビー。






















麻にはネップや節が良く見られるが、

それはそれで可愛げです。
















ザバザバ洗えて可愛げな服は、

ついつい何度も何度も着てしまう。






















デニムにバサッとかぶって着て、

革靴でちょっと引き締めて。

夏の帽子で日よけして。
















すこしホンワカした雰囲気のアイスグレー。
















濃色のこのシルエットは、個性的で大人っぽい。






















妻のポケットはいつもいつもいつも

ゴミだらけ。。

クローゼットの洋服のポケットを何やら

片っぱしからごそごそしている光景をよく目にする。

探し物の時間。

便利だけど少しやっかいな時もあるようだ。






















パンツで合わせてみたり、

レギンスでワンピースの個性を強調してみたり。

決して形成されすぎていない、

少しだけカーブの入ったAラインのワンピース。

梅雨明けにやってくる長い長い日本の夏に、

可愛げで涼しげなワンピースを。


2014年6月19日木曜日

空気を纏え

洋服の着心地に関して、

「着ている感じがしない」

というのが、理想なのかもしれません。

その理想を叶えるために、

デザイナーは思考をこらし、

生地の開発に携わる人も少なくない。

今日は、「ガーゼ素材」を生業にし、

糸の開発から生地作り、デザイン、縫製まで

一貫して自社で行うブランド、「ao」のカーディガンを

ご紹介いたします。






















ao(アオ) シングルガーゼコットンカーディガン

グレー ¥11,200(税抜)

合わせるお洋服を選ばないシンプルなデザインと

信じられないほどの軽さとフワフワ感。

ガーゼを専門に展開するaoだからこそ実現した、

まるで空気を纏うかのようなカーディガン。






















そもそもガーゼって何なの?

織組織や混率のことではなく、

糸をつくる段階で、あまく撚って、

繊維に含まれる空気をつぶさないように、

仕上げ、それをなおかつ、あまく織ったり

編んだりした素材を総じて、「ガーゼ」という。

だから、ガーゼには織りものもあるし、

編みモノもある。デニム織りもあるし、平織りもある。

このカーディガンは、天竺編みのガーゼ。

ちなみにaoは、2010年に天竺ガーゼで、

グッドデザイン賞を受賞している。






















こちらは、つつじ色。

発色のいい、落ち着きもあるいいピンクです。






















かなりの細い糸なので、摩耗の強い、

首ぐりには、当て布が施されます。

暑がりで、腕を出したがらない妻にもってこいです。
















最近、色落ち具合がいい感じになってきたorslow のデニムに

シンプルにT-SHとコーディネート。
















着丈もスタンダード。

ニット素材ですので、着用していて多少伸びますが、

お洗濯でまた元に戻ります。
















先日ご紹介した、maison de soil のドレスに羽織ります。






















梅雨寒や日よけ、冷房対策には

もってこいのカーディガン。

そして、もうひと素材。






















ao ダブルガーゼカーディガン。

チノベージュ ¥12,000(税抜)






















こちらは、薄いフワフワのガーゼ素材が

2重になった素材です。

素材のウェイトが上がる分、モチモチとした

さわり心地です。






















こちらは、紺碧色。

涼しげなブルー。






















こちらは、通年活躍するタイプの素材感です。

2重構造のガーゼ素材は、空気の層をつくり出し、

冬にはその保温性を発揮します。

また、シングルガーゼ、ダブルガーゼ共に、

リネンと同じく、吸水速乾性に優れています。

汗ばむ季節に心強い。
















FACTORY のスカートにシンプルに。
















無意識に手に取り、鞄に潜ませ、

いざという時に取り出し羽織る。

洋服を選ばないシンプルなデザインと、

心地よさを追求したガーゼ素材。

誕生したのは、、

まるで空気を纏うかのようなノンストレスなカーディガン。

空気を纏え。。。






お知らせ






















明日(6/20)発売のナチュリラvol.26夏号に、

アナベルをご紹介いただきました。

アナベルのお客様にも大好評の「Honnete」を

たくさん紹介しています。

恥ずかしいけど僕も少し載せていただきました。

ぜひ、ご購読ください。

また、たくさんのお問い合わせをいただいております、

Honnete の追加再入荷ですが、

6月21日(土)を予定しております。

再入荷商品は、以下の通りです。

①ノーカラーギャザーワンピース(6色)

②ボートネックワンピース(6色)

③ギャザーブラウス(6色)

以上です。

※ブルーだけ、2~3日遅れて入荷します。

よろしくお願いいたします。





2014年6月17日火曜日

ふーーん

T-シャツのはなしを少し。

アイテムとしてすごくシンプルなので、

「うわーっ」というT-シャツには、

なかなか出会わないものです。

昔はよく出会いました。

それは、プリントで喜んでいられたから。

今もプリントや刺しゅうのT-シャツは着ますが、

なかなか新たな出会いはありません。

少しは目が肥えてきたのかなーーとも思います。

ちょっとしたことで、「わーーっ」と思った

T-シャツのご紹介です。






















WIMNEELS(ウィムニールス) with ポケットT-シャツ

グレー ¥8,800(税抜)

ソフトで優しい印象のT-シャツです。

前から見ると、「どこがwith ポケット?」、、ですが、






















後ろにポケットが付いています。






















遠目にはわかりずらいですが、

可愛らしいギンガムチェックです。






















こちらは、ブラック。






















こちらは、白のレースがポケットに。






















こんな素敵なレースです。

後ろにポケット、、、。

おもしろいですが、僕の「うわーっ」は

ここではありませんでした。

ここから、昨日に引き続き、

どうでもいいのかもしれない話に入ります。

T-シャツのネックを気にしてみたことはあるでしょうか。

かなりたくさんの仕様が存在します。

















これは、リブのバインダー。

スポーツスウェットなんかはだいたいこの仕様です。

















これは、リブの「つけ」という仕様。

一般的にアンダーT-SHや昔からあるアメリカのT-SHは

ほとんどがこの仕様です。

これは、リブがフィットして薄いのでスッキリ見えます。

そのかわり、ネックが伸びやすいので、だいたいが

首の後ろ側の裏だけ伸び止めが付いています。

これも付いています。

すっきりするのですが、ネックの形によっては、

「メンズっぽい」、、と言われる場合もあります。

もちろん、そのつもりでバイイングしているので、好みです。

















これは、皆さんに好評のあのT-シャツですが、

これは少し変わっています。

「共地のバインダー」と呼ばれる仕様ですが、

バインダーが太い。そして、浅く挟み込んでいるので、

洗って着続けた時に、ネック回りがより印象的なT-シャツになります。

これは、ちょっとしたデザインです。

そして、ご紹介しているT-SHはどうか?






















これは、なんていう仕様なのか、、名前はわかりません。

原理はわかりますが、けっこう面倒な仕様です。

特徴は、別布のリブや共地の首ぐりのパーツがないのです。

要するに、とにかくスッキリ、きれいに見せるために

最大限の努力をした仕様です。

ステッチも1本しかありませんので、

かなりT-シャツばなれしたデザインです。

シルエットもきれいです。
















素敵です。。もちろん妻がではありません。
















後ろのラインもすっきりです。






















妻がすっきりしているわけではありません。

T-SHのチカラです。

さっきの仕様の話などしても、

妻はいつもこう言います。

「ふーーん」 ????



でもそれでいいのです。

なんかきれいだな――、このT-SH。

それでいいのです。






















ご満悦です。。。

それでいいのです。



2014年6月16日月曜日

思わぬ再入荷

先日、新しくお取り扱いをしている、

「15」(JYUGO)の展示会に行ってきた。

今回お取り扱いした中でも、

僕は、このブランドのパンツがとりわけ

気に入った、という話をしていると、

「あッ、そういえば。」

と言って持ってきてくれたのが、このパンツです。






















15(JYUGO) リネンシンチバックトラウザーズ

ブルー ¥20,000(税抜)

僕は、このパンツのバランスがとても好きです。。

そんな話をしていた。






















きれいなシルエットで帯裏やテングの付いた

メンズ仕立てなパンツには、おとなしくも存在感のある

バック尾錠。

















一見アンバランスにも可愛らしい、小マルのパッチポケット。

そして、昔のパイプドステムを彷彿させるウェストの刻み。

女性にはだんだん、どうでもいい話になってきたかもしれません。

でも、こんなパンツをレディース用として真面目に作っている

ブランドがあったのは、うれしいこと。

完売してしまったネイビーの着用写真を少しご紹介します。
















本当にきれいなシルエットです。

そして、いいなーーと思ったのは、裏地です。

実際触るとわかりますが、表地の薄いリネン素材に対して、

ちょっと硬くて、しっかりした素材を使っています。

このパンツは、この裏地じゃなきゃダメな気がします。
















せっかくメンズ仕立てで少しシャンとした印象なのに、

表地に馴染むようなソフトな裏地を使ったら、

何回かの洗濯で、ルーズなイージーパンツ風に見えてきて

しまうから。。






















だから、僕はこの少し硬いな、、と感じる裏地が好きです。

ネイビーもかっこ良かったけど、

新色のブルーも抜群にかっこいい。

予定になかった再入荷。

ネイビーと同じく、シンプルにかっこ良く、

履いていただきたい。



2014年6月13日金曜日

古い布とたわむれる鞄

往々にして、古い布地を使った鞄などには、

どうしても、わざとらしさを感じてしまう。

理由は解らないのだが、そう感じるのは

僕だけではないと思う。

でも、この鞄を初めて見た時、

そんなことは、一切感じなかった。

それどころか、その布が古いか新しいかに

興味がいかなかった。

それは、このかばんそのモノが素晴らしいから。






















IMAIYEN(イマイエン) 小さいサイズ ¥14,800(税抜)

50年代~60年代のアジアの古い布地を使ったかばん。

バックパッカーだった女性が、アジアのヴィンテージファブリックに

魅せられ、このかばんを作り始めた。






















これは、同じかばんの反対側。

一つの鞄に、彼女の感性の赴くままに、

様々な柄の布地がつぎはぎされる。






















まさに、イマジネーションの塊だ。






















こちらは、大きいほう。

¥18,000(税抜)






















汚れはあるが、そんなことは

どうでもよくなるような迫力がある。

アナベルが提案するスタイリングにも良く馴染む。






















小さいほう。






















大きいほう。
















大きいほう。
















小さいほう。
















小さいほう。






















大きいほう。


アジアの古い布地に魅せられた彼女だから、

このかばんが作れるのだろう。

大好きな古い布地とたわむれるように。。