2012年6月30日土曜日

企画展のお知らせ

来週末、7月7日の七夕の日より企画展を開催します。

「夏のアクセサリー展」 銀のスプーンとアンティークビーズ
















































オープンからお取り扱いをしている「d'antan」(ダンタン)のアクセサリー。

lin francais d'antan(ラン・フランセス・ダンタン)とはフランス語で

「古き良き、往年の麻」という意味があります。

d'antanの作るものには、僕の好きな言葉・・「温故知新」を感じます。

そのd'antanのシリーズの中に「ルビーブル」という

アンティークの銀のスプーンを使ったシリーズがあります。

イギリスではお孫さんの誕生を祝し、おばあちゃんがお孫さんに

銀のスプーンを贈る習慣が今も残ります。

ルビーブルシリーズは、長い年月で使い手のもとを離れ

アンティーク市場にでてきたスプーンを再生し、アクセサリーとして

もう一度使い手を探すべく、スプーンの状態でannabelleに並びます。

女性用で20本~30本

男性用は8本

男性がつけられる大きめの銀のスプーンは少ないようです。

ちなみに、8年ほど前に僕がオーダーして作っていただいたものがこちら。




































純銀なので専用のクリームで磨けば、何度でもピカピカになります。

僕はちょっと酸化したくらいが好きなのです。めったに磨きません。

お値段はスプーンによって異なりますが、店頭の既製品で

¥16,800(税抜き)です。

一方、ビーズアクセサリーは僕好みのアンティークガラスビーズを

たくさん所持した人と出会い・・どうしても作りたくなりました。

annabelleからデザインを出し、お願いしたものがおよそ10種類。

デザイナーさんから出てくるものが何種類あるか?

実は僕らもわかりません。ただ、annabelleの好みは

十分ご理解いただいていると思いますので、とても楽しみです。

アンティークビーズは、アフリカ、エジプト、タイ、ミャンマーと

いろいろなところのものがございます。

現行のビーズにはない味わい深さを感じていただければ幸いです。

ビーズアクセサリーのお値段はまちまちですが、

¥3,000~¥7,000くらいです。

前回のイベントでの混雑を反省し、ゆっくり見ていただくべく

7月7日(土)~7月16日(月)まで期間を設けました。

ぜひお越しください。

2012年6月29日金曜日

夏の相棒

僕が毎年夏になると最低1足は購入する靴がある。

エスパドリーユ。

ただし、気に入ったものと出会えず・・ここ数年買っていなかった。

なんか、やたらとロングノーズだったり。

やたらとスクエアだったり。

やたらとスリップオンばかりだったり。

当然、お店で扱いたいとは思っていたが、僕の好きな形がなければ

あきらめるつもりでいた。

そして出会ったのがこれ。


















素材も昔ながらのキャンバス地。

形もこの上なく普通。

ただ、紐が少しだけかわっている。

娘が・・「パパは男の子なのになんでリボンのついた靴はいてるの?」

子供にはこの靴ひもがリボンに見えるらしい。

たしかに・・・。

PRODISO(プロディソ)というフランスのブランド。

スペインとの国境付近、ピレネー山脈のふもとで作られている。

スペインとフランスの国境付近では伝統的な履きもので、

日本人が浴衣に草履を履く感覚で夏はエスパドを履く。

1足1足がすべて職人さんの手仕事から生まれる。



















ソールは麻の紐を編みこんで作られている。

スペインとフランスの国境付近、バスクがこの靴の発祥の地。

もともとは夏用のルームシューズだったが、いつの間にかアウトソールの

付いた外ばき用が作られるようになったらしい。

なんか、ファッション性のある「道具」のようで・・

僕はこういうものが好き。

履きこなしについては、ショッピングページをご参照ください。

2012年6月22日金曜日

蝶のように

ゴーシュのお洋服は不思議なお洋服です。

こんなにも着てみないと本当はどんな服なのか

わからない洋服もなかなかない。

























肩線が上に向かって万歳しています。

身幅を計ると110cm以上あります。

メンズシャツのMサイズくらいでしょうか。

どこにもダーツはありません。

後にはヨークもないし、当然プリーツもギャザーもない。

何もない。

























色はパープルもございます。

























蝶のような。。羽ばたきそうなこのブラウス。

着用するとこうなります。

























なんでしょう。このすっきりとした腕まわり。

身頃にもへんにダボっとした感じがありません。

























あんなに身幅の大きなブラウスが着るとなんでこうなるのか・・・。

つまり超立体的、ということでしょう。

ゴーシュのお洋服は実にすべてこんな感じです。

一見特殊なことをしていなさそうで、

実は一番特殊なお洋服です。

つるしているだけですごい存在感ではありますが、

着ていただくとその存在感がさらに倍になります。

ゴーシュのお洋服には、通常ブランドのシンボルであり

当然首のあたりに付くであろうブランドネームがありません。

お店に並んだときに見やすく、お客様にブランドを覚えてもらいやすいことも

あり、ほとんどのブランドは同じ場所にネームが付きます。

ゴーシュのお二人にはじめてお会いした時、理由を尋ねたところ。。。

「いや・・・、ないほうが、より着心地がいいと思うので」

だろうな・・・。思ってた通りの返答でした。

なんか、ワクワクしたのを覚えています。

不器用なお二人が奏でる一見地味で主張しない服。

着ると蝶のように華々しい素敵なお洋服。











































2012年6月19日火曜日

ほどよい緊張感を大切に

雨ですねぇ。


















うちのアナベルが少しうれしそうに揺れています。

ぼくは一輪ざしが好きなので、一輪ざしができそうなものを

見つけるとついつい手が伸びます。



















高さ3cm程の小さな古いガラス瓶です。

























古い藍染のボロに古いかん。

ぼくはこんなものに魅力を感じます。

なんか凛としたほどよい緊張感を感じます。

引き算の世界です。

お洋服にも同じようなことを思います。

究極のことを言ったらデニムにT-SH。

でも足し算や引き算。時には掛け算を・・・

何年も繰り返して洋服を楽しんできた人が

そぎ落として引き算をするからきっとかっこよく

見えるのではないでしょうか。

足し算も掛け算もしたことがない人が

いきなり引き算をすると、マイナスになります。

街でかっこいいなぁと思うひとは、

それぞれのちょっとした緊張感を持っています。

女性のハイヒールもその一つでしょう。

大切に使いこんだ革のバッグとか。

何度もソール交換を繰り返している革靴とか。

どこかに置き忘れたら大変な特別な傘とか。

























ほどよい緊張感を大切に、お洋服も楽しみましょう。



2012年6月18日月曜日

模様替え

すこし模様替えをしました。

ちょっとかわった古いものが並んでいます。

小さな小さな口のかわいい日本の吹きガラスの瓶。

150年以上前のイギリスのインク瓶。

大正時代の髪留め。

変なメガネ。

ガラスの天秤ケース。

などなど・・・。

一部ご紹介します。
































































































骨董市気分でどうぞ。


2012年6月16日土曜日

世にも素敵なキャミソール

僕らのお店は何度も言ってきましたが、

男性2人で始めたレディース中心のセレクトショップです。

店内の9割以上がレディースです。

展示会もすべて2人でまわってセレクトしています。

春夏の展示会で僕の中で小さな悩みがひとつありました。

キャミソールです。

自分のヨメを観察していると・・・

どうやらキャミソールを買うのは夏だけではないようだ。

ということに気が付きます。

ただ、T-SHのような感覚で買うとしたら

夏にはやっぱりあったほうが良いのでは?

しかし見れば見るほど全部同じに見えてきます。

出した結論は・・・他のお店に任せよう!

ただ、これだけは他を圧倒して男性目線で

着てほしい!と思いバイイングした。
























nalunanea(ナルナネア)のキャミソール。

3色展開。

























イエロー、グリーン、ネイビーの3色。

飾りのビーズ使いが素敵です。

生地は綿ローンを2重に使っています。

ひらひらします。

いろいろ合わせられます。

























もんぺにキャミソール。

サンダルはつっかけ。

夏ですねぇ。

























Manna(マンナ)のプリントショーツに元気な感じで。

























orslow(オアスロー)のビリージーンとカジュアルに。

もちろん、ちょっと色落ちしたデニムやホワイトデニム、

白のショーツなどなど、人によってはスカートで合わせても

かっこいいと思います。

梅雨時期はまだ寒いので、このスタイルにカーデや

パーカを合わせて夏に備えてください。

うちの娘の幼稚園では来週からプールが始まるそうです。

<世にも素敵なキャミソール>
nalunanea(ナルナネア) ¥13,000(税抜き)
カラー:イエロー、グリーン、ネイビー

<もんぺパンツ>
Travail Manuel(トラヴァイユマニュアル) ¥11,000(税抜き)

<プリントショーツ>
Manna(マンナ) ¥15,000(税抜き)

<カラーデニムパンツ>
orslow(オアスロー) ¥14,800(税抜き)
※他にチノ素材もございます。

2012年6月10日日曜日

赤と黒のマリン

annabelleも早いもので、オープンから3カ月がたちました。

オープン当初から来ていただいているお客様は覚えているかもしれませんが

3月のannabelleは店頭のお洋服のほぼ半分が黒。

もしくは、黒に近いダークネイビーやチャコールでした。

僕が今シーズン一番新鮮に見えた色が黒でした。

黒はひきしまる色なので、きれい目な印象が強かったり、

春夏のイメージがなかったりしますが、僕自身

色落ちしたデニムに黒のT-SHを合わせたり、

チノパンにもよく黒を合わせます。

残り少なくなってきた黒のアイテムで

マリンスタイルをご紹介します。
























なんとなく赤のボーダーが新鮮に見えます。

赤のボーダーは、Glacon(グラソン)

























生地から縫製まで純粋なフランスメイドです。

肌触りも良く、縫製はフラットシーマという特殊ミシンで

行なっているため、肌へのあたりが一切ございません。

高級肌着に良く見られる仕様です。

ブルーもございますが、両方ともいよいよ最後の1着となりました。

ボトムスは何度かご紹介しているTravail Manuel(トラヴァイユマニュアル)の

ラップスカートです。

























後ろから見るとパンツです。

























丈はひざ下20cmくらいでしょうか。

こちらも大人気でしたが、オリーブ、ブラックともに最後の1着です。

靴はシンプルな白のスリップオン。

























アクセサリーはカラフルなものが入荷しています。



















2連ブレスレット。

当初、予定していなかった商品ですが良かったので取り扱いをスタートしました。

カラー豊富です。



















取り急ぎ各色1点づつの入荷です。

<ボーダーT-SH>
Glacon(グラソン) ¥8,500(税抜き)
カラー:red、blue

<ラップスカート>
Travail Manuel(トラヴァイユマニュアル) ¥14,000(税抜き)
カラー:black、olive

<スニーカー>
Bensimon(ベンシモン) ¥5,200(税抜き)
カラー:white、beige、amanda(グリーン系)

<2連ブレス>
Freedam(フリーダム) ¥2,800(税抜き)
カラー:beige、yellow、orange、red、lime green、skyblue、blue(全7色)

黒と赤のマリンスタイル。

お試しください。

2012年6月9日土曜日

アナベル

店名のannabelle(アナベル)はアジサイの名前です。

アメリカ原産の小さな花びらが集まって

まりのように咲くアジサイです。

このアジサイの性質にひかれて

店名にしました。

酸性の強い日本の土壌にそのまま植えても

色が変わりません。

剪定がいらず、7月に満開を迎え

そのままドライになるまで楽しんだら

11月くらいに土から5cmくらいのところで

切り戻すだけで、翌年また純白の花を咲かせます。

見た目はかわいらしいのに普遍的で力強い。

やっと待望のアナベルがannabelleにやってきました。
























頭でっかちでかわいいアナベルは風でゆらゆらします。

こんな立派なアジサイはお店ではなかなか買えません。

先日イベントに参加してくれたPETIT a PETIT(プチタプチ)さんが

持ってきてくれました。ありがとうございます!

大切に育てます。

2012年6月7日木曜日

夏色

夏の訪れを感じる季節です。

今年の梅雨は例年より5日ほど短いそうです。

降雨量は例年の3倍近いそうです。

いったどんな降りかたをするのでしょうか。

梅雨が明けると一気に夏がやってきます。

海開き、風鈴、かき氷。

イチゴ味。
























レモン味

























コーラ味(モカグレー)もございましたが、

完売いたしました。

ご紹介が遅れて申し訳ございません。

イチゴとレモンも残り1点づつとなりました。

夏の旅のお供にいかがでしょうか。

セパレートで同素材のノースリーブの

ワンピースが中に入っていますので透けは

ほとんどございません。

<ワンピース>
NEERU KUMAR(ニールクマール) ¥19,000(税抜き)



2012年6月3日日曜日

地中海生まれフランス育ち

今シーズン、annabelleではいわゆる「夏のサンダル」

と言えるようなものは扱っていない。

danskoのような本格的なシーズンレスのサンダルは別にして。

理由は明確です。

オープン準備をしながらのあわただしい日々で

余裕がない。

時間がない。

考え及ばない。

その結果、楽しいことに夏用のサンダルとして

これだけがannabelleに並ぶことになった。



















赤・青・黄色。

イスラエルで1970年代に誕生し、フランスでカラフルな展開を

始めたことで日本にまでやってくる羽目になった。

「HOKI」というブランドの「GILA」というモデル名。

「GILA」はイスラエルには多い、女性の名前らしい。

日本で言うと花子とか・・・、逆に少ないか・・。

夏のビーサン代わりに。

家のおしゃれなベランダサンダルに。

しゃれのきいたプレゼントに。

<サンダル>
HOKI ¥2,800(税抜き)
カラー:赤、青、黄

素材には、エコプラスティックを使い、環境にも配慮しています。